ミリタリーアイテムの定番"フライトジャケット"を語る上で欠かせない「適応ゾーン」。これは米軍が使用シーンの高度や気温によってフライトジャケットを体系化した基準で、以下の５つのゾーンに分かれています。

●「VERY LIGHT ZONE（ベリーライトゾーン）」30℃～50℃
●「LIGHT ZONE（ライトゾーン）」10℃～30℃
●「INTERMEDIATE ZONE（インターミディエイトゾーン）」－10℃～10℃
●「HEAVY ZONE（ヘビーゾーン）」－30℃～－10℃
●「VERY HEAVY ZONE（ベリーヘビーゾーン）」－50℃～－30℃

一見専門的な用語にも聞こえますが、実はフライトジャケットを街着として使う場合にも有効で、3シーズンジャケットに当たるのはライトゾーン、ウィンタージャケットに当たるのはインターミディエイトゾーンといった具合に、おおよその見当が付けられるのです。

春に日本の街着として万能に使えそうなライトゾーンジャケットとしては、MA-1のライトウェイト仕様とも言うべき「L-2B」や映画『トップガン』で再び脚光を浴びる「CWU-36P」が定番どころとなります。
今春のラインナップはその両モデルを基軸としながら、ブランドの代名詞とも称されるMA-1をベスト状にモディファイしたニューアイテムや、米陸軍の野戦用ジャケットゆえ「適応ゾーン」には分類できないものの、正式名称"COAT, COLD WEATHER, FIELD"からライト～インターミディエイトゾーンに対応すると思われる「M-65」など、実際にこれらのミリタリーアウターを米軍に納入してきたアルファ インダストリーズならではの個性豊かなラインナップが魅力となっています。